千代ヶ丘町会

会長 高橋 慶子

 千代ヶ丘町会のスタートは、まだ開発が進んでいない昭和48年4月でした。
当時は16世帯で周りは、小高い山と広い野原でした。
日常の買い物は、百合ヶ丘からのスーパーのお買物バスでした。
地域の開発が始まり、この間千代ヶ丘小学校開校・百合ヶ丘駅・新百合ヶ丘駅行きバス路線の開設・スーパーを始め、郵便局・JA(農業協同組合)、各種医院の開業、千代ヶ丘中央の信号機も設置され、周辺の発展に歩調を合わせる様に、町会への入会も増え、現在180世帯となっています。
当初から入会時に、調査票(家族構成・生年月日等)を提出いただいています。
調査票は、災害発生時の安否確認、成人の日や敬老の日のお祝い、対象者の確認資料として、会長宅に会員台帳として保管しています。
65歳以上の方には、敬老の日に、民生委員と一緒に、お元気かを確認しながらお祝いを渡しています。
20歳を迎えられた方には、成人の日に、お祝いを届けています。
また、毎年の市内統一美化デーには、公園・緑地の草刈りにファミリーで参加していただいています。
お子様は終了後のジュースを楽しみに、お手伝いをしてくれます。
大人の方には、ビール等を用意して、会員間のコミュニケーションを図っています。
恒例の盆踊り大会は、近隣の八町会の皆様と力を合わせて、千代ヶ丘小学校校庭で、盛大に開催しています。
夕方5時からの地域の幼・小・中・高出演のアトラクション(踊り、ダンス、ブラスバンド)は、地域の皆様から、感動の声援を送っていただいています。
町会の防災活動ですが、東日本大震災を体験して、会員の皆様の意識が「地域の絆を大切に」支え合いの輪を取り戻したいとの思いに変わりました。
以来毎年、防災会議を軸に避難所運営会議「5町会合同訓練」を行って来ました。
今年度の総会では、昨年11月に長野県白馬村で起きた大地震での教訓「一人も死者を出さない」に学び、「向こう三軒両隣」の精神で日常的に安否確認の励行を確認しました。
平成元年に「森林浴の公園」「市民の憩える場」として、西久保緑地が開園されたのですが、その後荒地に。
近年、区の里山ボランティアの皆様にサポートいただき、町会の皆様と草刈りに励んだ所、昨年の夏、嬉しい事に区の花「山ゆり」が咲きました。
千代ヶ丘町会は今後益々高齢化が進みますが、地域の中で暮らす高齢者や障害者の皆様に安心して暮らせる、優しい町づくりを心掛けて、地域力を育てて行きたいと思います。

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西久保緑地草刈り風景
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西久保緑地に咲いた山ゆり

(2015年7月号から)