東百合丘町会

会長 松澤 久 (当時)

 昭和57年7月に、多摩区から麻生区が分区した際、長沢自治会から分離する形で生まれた町会です。当時を知る松澤 進氏(現副会長)の話では、当時の世帯数は、今の約半分位で、第1回盆踊り開催の時は、厚生部の主導で行われ、長沢小学校校庭を借りたりやぐらの手配をしたり、一から企画し大変苦労したそうです。現在は630世帯、盆踊りも恒例行事のひとつとして盛大に行われるようになりました。当町会は12組に区分され、50の班で編成されています。各組に理事1名がおり、班長を通して回覧や新聞配布などの連絡を円滑に行っています。役員は、会長1名、副会長2名、会計1名、会計監査2名。その他に総務部、防犯防火部、自主防災組織部、広報部、女性部をおき、関連した事業は各部が中心となって企画されます。
「安心安全な町」「自助共助できる町」「健全な町会運営」を目指し、年々盛況となる盆踊りやみかん狩り、日帰り親睦旅行などの行事で会員の親睦を深め、年2回町会だよりを発行して活動を知らせています。毎月1回の理事会で、イベントの段取りや会員から寄せられた意見について検討し対応しています。月2回の防犯パトロールは、犯罪の多い夕暮れ時に合わせて行い、犯罪の抑制に努めて3年になります。防犯灯の電球切れは、随時FAXで連絡をとり素早く対応しています。今年初めてLED電球を採用し耐久性や明るさから、徐々に増やしていくことを決めました。また、すこやか活動や小学校の昔遊びの授業に参加・協力し、町会の枠を超えて、広く交流しています。
今後の活動は、大規模災害時に援護を必要とする方が当町会でも増えてきておりますので、個人情報の壁に阻まれ難しいとは思いますが、民生委員と協力して、早急に形にしていくことが大切と考えています。 また、平瀬川の水源地のひとつが当町会に在りますが、残念ながら川で楽しむ状態ではありませんので、単なる水路としてではなく 散策できる川に整備していただけるよう行政に対してお願いする活動もしていきたいと考えております。
町会は会員みんなで作るものです。災害時に力が発揮できる団結力に繋がるように、もっと多くの会員が町会活動に興味を持ち、積極的に参加していただけるよう既存の活動を続けつつ、新しい考えも取り入れ、日々を積み重ねていきたいと思っています。

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防災訓練
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盆踊り

(2011年2月号から)