三井山百合会

町会・自治会の紹介

三井山百合会

                          現会長 杉谷 健二

 当自治会の発足はこのあたりの地域としては比較的古く、昭和42年9月となっています。現在は世帯数が366、会員数が356で、住人の自治意識は高く、住環境を守るための意識も活動もずっと盛んです。地理的には、新百合ヶ丘駅の南東部に位置しており、日当たりのいい斜面に大半の住宅が軒を連ねています。晴れ渡った日には富士山が丹沢連峰の上に美しい姿を見せてくれ、さらに遠くには、真っ白に染まった南アルプスの峰々が望めます。また、王禅寺公園交差点の近くにバス停「王禅寺公園北」が新設されて、たまプラーザ方面へのアクセスもかなり改善されました。
 しかし最近では他の自治会同様に、リタイヤ世代のご夫婦や、つれあいを亡くされた一人暮らしという会員も多くなって、日に日に空き家、空き地も目立つようになってきています。防犯、防災はもちろんですが、最近では見守り、生活支援対策が需要な課題となっているというのが現実です。
 ただ幸いに、様々な点において子育てにも適した環境であることから、新たに地域外から若い世代の方が転入されることも多くなってきました。特にここ数年は、毎年小さなお子様のいる若いご夫婦が何組も当自治会地域に転入しています。
 一時期は、自治会役員のなり手も少なかったようですが、少しずつそのような若い世帯が積極的に自治会活動に参加して下さる雰囲気が出ています。当自治会は、発足当初は祭礼や運動会、演芸会のような行事を行っていませんでしたが、一昨年から黒川での芋掘り会を実施しており、会員の方に好評なため引き続き継続を予定しています。また地域防災・防犯のために、昨年は防災倉庫の設置や防犯のためのパネルを設置する等の活動を始めました。ただ会員数からしますと、倉庫内の機材や装備はもちろん、倉庫の数もたった一箇所では到底足りません。よって今年度からは、さらなる倉庫の設置及び防災資機材をさらに充実させていく予定です。
 空き家や空き地、単身の高齢者が増えるに伴い、見守りや声かけ、治安災害対策等を含めて自治会が担う役割が重要となります。と同時に、お子様を育てるには非常に良い環境の地域ですので、今後さらに多くの若い世帯が増えて、高齢者の皆様とあらたな町づくりが出来ていければと願っています。

(町連だより未掲載)

 

三井山百合会

会長(当時) 廣瀬 俊雄

 麻生区の中で、もっとも高齢者が多い地区が二つありますが、1位は譲っても栄えある二番目が我が王禅寺西2丁目の地域です。世帯数は360、会員数347。自治会の発足は、昭和42年9月、当初より住人の自治意識は高く、住環境を守るための意識も活動も盛んなところでした。地理的には、新百合ヶ丘駅の南東部に位置しており、日当たりのいい斜面に大半の住宅が軒を並べています。
 大気の澄み切った時期には、富士山が丹沢連邦の上に美しい姿を見せてくれます。また、遥か南アルプスの白雪を頂いた峰々が望めます。王禅寺公園交差点の近くにバス停「王禅寺公園下」が新設されて、たまプラーザ方面へのアクセスも改善されました。 この界隈は、麻生区の中でも居住環境がとくに優れ、かつては朝夕、一流会社の役員や高級官僚の送迎はハイヤーが、何台も並んだことから、地域の不動産広告でも「憧れの王禅寺西2丁目!」「乗涎の王禅寺西2丁目!」等と派手にうたわれた時期もありました。それも、過日の光景となり、今ではリタイヤ世代のご夫婦や、つれあいを亡くされた一人暮らしの単身高齢者が居住者の多くを占める時代となりました。空き家、空き地も目立つようになり、広い敷地を分割して小住宅やアパートに建て替えられ、それなりに高級感があった住宅街も、時代の荒波には逆らえず、少しずつ変わろうとしています。
 その余波といいましょうか、自治会の活動も発足当初とはかなり変わりつつあります。 当区域の南には、黒川尻手線道路があり、居住区域も都市計画法上の第一種住居地上「南地区」と、第一種低層住居地域「北地区」に分かれています。 当然のことながら、一つの敷地が両地区の境界線になっているケースも多くあります。そのため、自治会でも建築細則を取り決めて対処していますが、時代の変化に伴い、この先いろいろと問題も起きてきそうです。
 また、空き家や空き地、単身の高齢者が増えるに伴い、見守りや声かけ、治安災害対策等を含めて自治会役員の負担が増えることは必須です。
 当自治会は、発足当初から祭礼や運動会、演芸会のような行事はなく、昨年はじめての企画として黒川での芋掘り会を実施した次第です。
 一時期は自治会役員のなり手が少なかったようですが、最近、少しずつ若い世帯も増えて来て、積極的に自治会活動に参加して下さる雰囲気が出てきました。お子様を育てるには、良い環境の地域ですので、今後さらに多くの若い世帯が増えて、高齢者の皆様とあらたな町づくりが出来ていければと願っています。

(2015年7月号から)

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