栗木町内会

会長 飯塚 馨(当時)

 栗木町内会は、大正13年12月に組織されました。戦後、一時「睦会」と名称を変更しましたが、昭和25年頃から現町内会として活動を続けています。昭和40年代までは、日々の生活と生業であった農家の営みが密接に結び付いていたため、互いに助け合い、親しみ合う場となっていました。そして、昭和49年に小田急多摩線の開通と合わせて区画整理事業により、計画的な土地利用として街づくりが行われました。
私たちの町内会は、「住み良い町」をスローガンに防災・防犯を常に心掛けています。自主防災組織は1,700世帯の住民で構成されています。平成7年1月に発生した阪神・淡路大震災から「自分たちの町は自分たちで守らなければならない」と痛感して、平成11年に当時の区画整理組合から消防自動車を町内会に寄付して頂き、飯塚町内会長を本部長に栗木自衛消防隊を結成いたしました。小火や火災時に現場へ一番で駆けつけ、消火活動を行い大火に至りませんでした。後日、消防署から感謝状を頂きました。

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消防自動車前で整列する隊員

 主な町内会活動は、年2回地域住民と地元企業(栗木マイコンシティ)による防災訓練を消防署に依頼して実施しています。初期消火のための消火器の使い方や火災時の対処法を署員に指導して頂きながら訓練しています。また、明るい町を維持するために防犯灯を定期的に点検しています。また、廃棄物減量指導員がゴミ集積場を巡回し、きれいな町と犯罪抑止に努めています。防犯・防災パトロールを強化しているため、犯罪の少ない安全・安心な町として地域住民はもとより区役所、警察書、消防署、他機関と良好な連携が図れています。

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防火訓練で挨拶する飯塚町内会長

(2008年2月号から)